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壱岐産イチゴ 育苗が着々と進む

2021.07.13

 JA壱岐市いちご部会は6月29日~7月2日までの4日間、各生産者の圃場で現地検討会を行いました。6月に令和2年産の出荷が終了したことから実績についても報告しました。

育苗状況を確認 生産者と今後の管理を打ち合わせました

 2年産は生産者30名が作付面積308.1㌃で栽培。品種はゆめのか、さがほのか、恋みのりの3品種で、総出荷量は280gパック換算で48万627パック、10㌃あたり1万5,600パック(前年比111.5%)となりました。

 昨年産は育苗段階から病害虫も散見され、9月の大型台風の影響で一部地域では圃場準備ができず、定植が遅れました。定植後もハダニ等が発生したことから防除を徹底してきました。出荷は11月中旬から始まり、6月21日に最終出荷を迎えました。

 各圃場では、3年産にむけた育苗が始まっています。12月~1月の寒波とその後の定期的な降雨の影響で、例年並みのランナー(走出枝)発生状況と親株との切り離し作業が進んでいます。ゆめのかは8月に株冷入庫を予定しています。

 同JA農産園芸課の山口優希指導員は今後の管理の中で「炭そ病が出やすい気候条件となるのと虫の発生が懸念される。育苗段階からの防除の徹底をお願いしたい」と注意を呼びかけました。

 
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