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地域ビジネスと関係人口の増加を図るプロジェクト始動

2021.09.28

9月10日、壱岐振興局とJA壱岐市は、ジャガイモ「ながさき黄金」の試験栽培をスタートしました。

ながさき黄金の試験栽培を開始しました

 本取組は、壱岐振興局農林水産部による「ファストフードプロジェクト」の一環で実施されました。壱岐島内には、高品質な食材が豊富にありますが、修学旅行生や観光客が手軽に食べられるファストフードは少ないです。地域や歴史と関連したストーリー性を持った壱岐独自のインパクトある商品の開発に取り組む予定です。

 農・漁業者や製造業者、飲食店等が本プロジェクトを通し、情報収集や意見交換を行い商品開発に繋げ、地域ビジネスの拡大や関係人口の増加を目指します。

 同振興局では、今後島内の事業者に趣旨を説明し、参加者を募っていく予定です。

 植え付けたジャガイモ「ながさき黄金」は、「インカのめざめ」の子孫で、食味が良く、フライにすると鮮やかな黄色になります。収量は少ないが加工品向きの県が育種した品種です。

 栽培には郷ノ浦町の牧永護さんと、芦辺町の渡邉茂さんが協力します。合わせて約10㌃で栽培し、12月に収穫を行います。

 ファストフードのほか、お土産品などの加工品開発も計画しています。

 同部の本村高一部長は「壱岐の農業は販売額100億円を目標に新たな振興計画を立て盛り上がってきており、異業種と連携した取組で壱岐島全体にさらに波及できれば。振興局としても新しいジャガイモとにんにくアスパラソースを使ったフィッシュアンドチップスやいかデビルを提案する」と本プロジェクトへの期待と意欲を語りました。