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JA壱岐市ミニトマト出荷目揃会で品質確認 高値市場に期待
2025.09.02
JA壱岐市は8月27日、農産物集出荷場(芦辺町)で「2025年産ミニトマトの出荷目揃会」を部会員および関係者ら13名が出席のもと開きました。
本年産は生産者14名、作付面積63.5㌃で栽培され、品種は「エコスイート」で、反当出荷量3㌧、販売金額225万、キロ単価750円を目標に取り組みます。
生育は、定植時に気温が高く水管理が難航したものの、早期の遮光ネット設置により、おおむね順調に推移しています。一方、高温と乾燥の影響で、一部では葉や生長点に焼けが確認されました。また、8月10日の大雨(降水量231.5㍉)では一部のハウスが冠水し、根の損傷が発生しました。その後、速やかに排水処理と殺菌剤の散布を実施したが、現在も一部で萎れの症状が見られます。
市場情勢は、本年は高温や天候不順の影響で、ミニトマトを含む果菜類の出荷量が減少し、市場では品薄と高値が続いています。特に梅雨明け後の高温で着果が不安定となり、小玉傾向が進んでいます。熊本の促成産地も大雨で定植が遅れており、供給不足は11月上旬まで続く見込みです。
当日は、サンケイ化学(株)兼平佑樹さんより、農薬の説明があり、知識を深めました。