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出発式を契機に米の生産に更なる意欲を

2023.09.05

 JA壱岐市は、8月中旬より芦辺町の新共同乾燥調製施設で、令和5年産早期米の受け入れを行っています。

 8月下旬に芦辺町の深江農業倉庫で、同JAとつや姫生産部会(豊坂敏文部会長)は、今年初出荷のつや姫を乗せたトラックの出発式を行いました。生産者、関係機関等約50名出席のもと行われました。

 本年産つや姫は、生産者190名、栽培面積146㌶で栽培(前年比97.3%)しています。4月下旬を中心に田植えを開始、気温も高く推移し活着後の良好に進みましたが、一部分けつ不足や追肥ができない圃場がみられました。出穂は、若干早く7月14日~20日中心となりました。収穫は、8月中旬から下旬に最盛期を迎え、650㌧程度の収穫を見込んでいます。販売単価7,800円/30㌔、全量1等を目指していきます。

 式では、主催者挨拶や来賓祝辞のほか、情勢報告が行われた後、本日初出荷のつや姫を乗せたトラックの前でテープカットが行われ、出席者の見送りを受け出発しました。また、新米おにぎりの配布も行いました。

 当JAの川﨑裕司組合長は「28日(つや姫)の日に、生産者はじめ、各関係機関多くの出席を頂き出発式を開催できたことを嬉しく思う。壱岐は県下の中でも昔から良質米の生産地として水田農業を基本に発展してきた。昭和40年ぐらいは国民一人当りの消費量は約120㌔、現在50㌔以下半分以下になっている。国でも農業・農村基本法の改定にむけて議論がされている。国の責任として国民の主食は必ず守ることが一丁目一番地である。JAグループとして、国消国産を訴えながら、JAグループ長崎としても県選出の国会議員に要請を行った。現在食料の自給率が40%をきっている。一緒になって壱岐の水田農業、良質米の生産に力をいれ取り組んでほしい。本日のつや姫、初検査500袋すべて1等となった。今日の出発式を契機として米の生産に意欲が高まり、第9次営農振興計画の一つの品目として必達できるよう振興に励んでほしい」と想いを述べました。