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粘り強く、市場に安定した量を出荷していく

2023.03.14

 JA壱岐市トマト部会(江川満部会長)は3月7日、郷ノ浦町のビューホテル壱岐で令和④年度通常総会を行いました。当日は、部会員・関係者ら30名程が出席し行われました。

熱い想いと意気込みを語る江川部会長

 4年産は、生産者15名、栽培面積63.7㌃(前年比101%)、反収3,164㌔(前年比191%)、総販売金額13,491千円(前年比119%)の実績となりました。

 生産面においては、生育初期(7月上旬)からの干ばつにより初期生育へ大きな影響があり、圃場によっては活着時期に十分な灌水を行えず、生育にバラつきが見られました。9月には2度の台風の影響で一部ハウスに被害がありましたが、生育状況に応じた適切な防除や樹勢管理の徹底に努めることができ、前年産を上回る出荷量20,159㌔(前年比120%)の結果となりました。

 販売面では、取引市場2社を中心に出荷を行いました。平均販売単価は669円/㌔(前年比99.7%)とほぼ前年なみの結果となりました。

 江川部会長は「昨今の世界情勢で生産資材、出荷資材が高騰しており、コロナ禍での行楽行事等、外食需要も少ないなかでの出荷だったが、昨年を上回る反収、出荷量、販売金額となった。今後コロナも第5類へ下げられ行事等の活動も増えてくると思うので、22年産を上回るよう取り組んでいきたい。WBCの日本代表のヌートバー選手の【ペッパーミル・パフォーマンス】というのがあり‘粘り強く行う’という意味がある。JA壱岐市ミニトマト部会も粘り強く、市場に安定した量を出荷していきたい」と熱い想いと意気込みを述べました。

 

 本年産も壱岐農業施設園芸の振興品目の一つとして、一層の品質向上と収量拡大を図り 生産販売面の付加価値を高め、生産者格差の是正と産地としての地位を構築するため、生産者・JA一体となって取り組んでいきます。