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全生産者10a当り1,200kg達成を目指して
2022.08.18
JA壱岐市かぼちゃ部会は8月3日、芦辺町の当JA野菜集出荷場で令和4年産秋カボチャ栽培講習会を開催しました。
4年産は生産者17人が面積180㌃で栽培を行います。品種はプリメラクイーン、くり将軍、えびすの3品種です。
講習会では同JA農産園芸課の齋藤喬史指導員より生産方針と、栽培管理について説明が行われました。
3年産では、生産面で台風や気象障害により収量が不安定でした。販売面では契約販売による高単価の取引が行われましたが、個人毎の収量差が大きいといった課題が残りました。4年産では台風等の被害防止のための対策や降雨前後の防除の実施、収量増にむけた適期播種及び灌水を呼びかけました。
播種時期となる8月上旬から約1ヵ月間の天候は、平年同様に晴れの日が多く、平均気温は平年より高めで降水量も少ない状態が続くと予報されていることから、初期生育を促すためにも潅水を適宜行うよう指導しました。
例年、台風による茎葉の欠損による収量の不安定さが目立っている事から、緑肥による防風垣の設置や防風ネットなどを使った強風対策、排水性の向上を目的とした排水溝の設置や掃除などの排水対策についても説明しました。病害虫防除についても注意を促しました。
齋藤指導員は「今後の播種、育苗期においては、高温による圃場の乾燥が心配されるので、潅水を行うなど、圃場管理に努めてもらいたい。昨年、台風や強風による被害も散見されたので事前の注意喚起も行い、全生産者10a当り1,200kg達成を目指していく」と意気込みを語りました。