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壱岐産インゲン、スナップエンドウ出荷開始

2021.11.18

 10月27日、芦辺町のJA壱岐市野菜集荷場で、令和3年産秋インゲン、スナップエンドウ出荷目揃会を開催しました。

秋インゲンの目揃えを行う生産者の皆さん

 目揃会では、同JA農産園芸課の浦川将文指導員が春作のインゲン販売実績の報告と、秋インゲン・スナップエンドウの生産概況、出荷要領について説明しました。

 春インゲンは、生産者12人が29㌃で栽培し、10㌃当り出荷量は603kg(前年比143%)、販売金額は約44万円(前年比147%)となりました。春作は天候に恵まれ、生育も順調で、欠株や茎葉の傷みなどの被害も見られず、豊作となりました。

 秋インゲンは、8月の長雨により圃場(ほじょう)準備や播種作業が遅れ、高温多湿による発芽不良と初期育成不足が散見されましたが、10月上旬まで温暖な気候が続き、その後の生育は順調です。予報では今後も晴れの日が多くなっていることから、乾燥した圃場での十分な潅水を呼びかけました。

 出荷は40袋入り段ボール(1袋100g)と2kg段ボールバラ詰めによる出荷を行います。袋詰め要領や、家庭での曲がり果の選別、風乾処理について説明しました。

 スナップエンドウは生産者6人が18㌃で栽培しており、秋インゲンと同様、8月の生育初期は発芽不良や初期育成が遅れましたが、その後の生育は順調です。1kg段ボールバラ詰めで出荷されます。

  浦川指導員は「今後の栽培において、乾燥により生育停滞、曲がり果の原因となるので、圃場に潤いがない場合はしっかりと潅水を行っていただきたい」と今後の管理について語りました。