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壱岐産ニンニク 昨年以上の高単価目標に取り組む

2021.05.25

 JA壱岐市にんにく部会は5月19日、芦辺町の同JA農産物集出荷場で令和3年産ニンニク出荷目揃会を開催しました。本年産は生産者30人が面積181aで栽培しています。
 

昨年を超える成績を目指して生産者で目揃えを行いました

 目揃会の説明の前に、出席した同JA川﨑裕司組合長は「現在策定している第9次営農振興計画では生産販売高100億円を目標としている。露地品目の中で見ても、ニンニクは大いに期待できる品目だと思っている。JAも有利に販売できるよう努力していくが、産地力の強化の為には安定した量が必要となるので、栽培面積の拡大を図っていただきたい」と挨拶しました。

 その後、農産園芸課の渡邉茂指導員が本年産の販売方針と取扱要領について説明しました。

 販売については、青果を中心に市場と連携した有利販売を展開していく予定です。東京青果・熊本大同青果・福岡大同青果への出荷を予定しています。特に東京からは昨年産において青森県産に次いで良い品が集まっているとの評価を受けていることを伝えました。前年の平均単価(青果)583円/kg(乾燥)782円/kgを上回るよう取り組んでいきます。

 青果とは別に乾燥の出荷も行っていきます。乾燥は契約販売先へ販売していきますが、昨今のコロナ禍による影響で出荷予定数量は1t~1.5tの予定だ。契約販売以外については、青果同様、市場に出荷を行ってきます。

 その後、出荷時の規格・荷姿について説明し、参加者で目揃えを行いました。

 渡邉指導員は「今年も市場との連携を密にして、有利販売につなげていく。昨年産でも良い評価をいただいているので、品質管理の徹底を図っていきたい」と語りました。