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機械化体系の導入による省力化を図り、産地拡大に繋げる

2022.10.26

 JA壱岐市は9月7日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室で令和4年産玉ねぎ生産販売検討会及び5年栽培講習会を開きました。

説明を受ける生産者のみなさん

 4年産の出荷販売高について同JA農産園芸課の渡邉茂指導員が説明を行いました。4年産は青果・加工用合わせて生産者10人が面積314aで栽培しました。青果は販売数量約10t、10a当りの販売金額は約46万円となりました。加工用は販売数量約68t、10a当りの販売金額は約18万円となりました。加工用についてはJAによる買取販売を行い価格の安定を図りました。

 栽培については、昨年末に各圃場予定通りに定植を完了しましたが、乾燥や年明けの冷え込みで生育が停滞しました。懸念された「べと病」は抜き取り処理や薬剤防除により抑えることができました。

 5年産の栽培講習会では、今後の栽培における注意点や販売方法について説明しました。引き続き「べと病」の防除の徹底・品質向上にむけた重点技術対策と、高能率機械化体系による省力化と、JA買取販売の実証による販売単価向上などの振興対策について説明しました。

 渡邉指導員は「乾燥による減収で下回る反収となったものの高単価により販売金額は持ち直した。買取販売も行い精算の早期化と価格安定にも繋がった。今後も買取販売と併せ、機械化体系の導入による省力化をはかり、産地拡大に繋げていきたい」と語りました。