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施設草花 コロナに負けず継続的な出荷を計画

2021.06.15

 JA壱岐市花き部会施設草花部会は6月4日に芦辺町の多目的集荷場控え室で、「令和2年産施設草花部会生産販売検討会」ならびに「令和3年産ストック品種検討会」を開催しました。
 

継続的な販売に向けて協議が行われました

 開催にあたり、梶田幸孝部会長は「2年産はコロナ禍により大変厳しい販売状況であった。現在ワクチンの接種が始まっている。経済活動が活発になることを願う」と挨拶しました。

 生産販売検討会では、同JA農産園芸課の松嶋優斗指導員が2年産の販売結果について報告しました。昨年産は生産者6名が面積135aで栽培を行いました。品目は、ストック、金魚草、ひまわり、ラナンキュラス、マリーゴールドです。

 新型コロナ禍による各種イベントの中止や延期が相次いだこともあり、年間通して厳しい販売状況となりました。一方で、年末や彼岸時期には価格が上昇した品目もあります。今後の課題として高単価が期待できる需要期に合わせた栽培が求められます。

 その後の3年産の振興方針では、「10a当り収量3万本、販売金額150万円」を目標として取り組んでいくことを決定しました。生産対策として、新規栽培者の確保や新規品種の導入、安全な生産とコスト低減にむけた取り組みを行っていく予定です。販売面では、需要の高い品目検討を行うことで確実な販売に繋げていく他、作期分散による継続的な集荷での安定収入を目指していきます。

 その後のストック品種検討会では、昨年栽培した品目について部会員が意見を出し合い今年の栽培について協議が行われました。

 松嶋指導員は「コロナ禍の影響により厳しい販売状況が続くが、継続した出荷が需要期の価格にも繋がってくるので、計画的な出荷を行っていただきたい。市場とも連携をとり有利販売に努めていく」と語りました。