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壱岐産カボチャ 部会一体となり産地評価に繋げていく

2021.07.01

 JA壱岐市かぼちゃ部会は、6月21日に芦辺町の同JA多目的集荷場で「令和2年産秋カボチャ生産販売検討会」と「令和3年産春カボチャ出荷目揃会」を開催しました。
 

良質なカボチャ出荷にむけて目揃いを行う生産者の皆さん

 説明は同JA農産園芸課の浦川将文指導員が行いました。

 販売検討会では、2年産の生産概況と販売について報告されました。昨年の秋カボチャは生産者25名が192.0㌃で栽培。長梅雨による影響で圃場(ほじょう)準備ができず全体的に播種が遅れ、生育初期の9月に発生した大型台風による欠株による被害が甚大でしたが、その後の栽培で大きな問題もなく大玉且つ秀品率が高かった事から、10㌃当りの出荷数量は476.2kg(前年比163%)、販売金額は13万8,643円(前年比231%)となりました。

 実績報告の後、3年産秋カボチャの生産方針を説明しました。品種はプリメラクイーン、くり将軍、えびすの3つです。収量安定と品質向上へ向けた対策をとり、部会一体となり取り組んで行きます。

 その後の春カボチャ目揃会では、7月に入り出荷が始まることから、生産状況と出荷時における注意点について説明しました。

 春カボチャは生産者83名が1,528㌃で栽培。品種はくり将軍、プリメラ、えびすの3つで総出荷数量175t600kgを予定しています。本年産は天候にも恵まれ豊作傾向です。

 今年は梅雨入りが早い為、圃場での腐食が懸念されます。収穫前の適切な防除と、出荷時の完熟での収穫、風乾の徹底を呼びかけました。

 浦川指導員は「天候に恵まれた事から豊作に期待している。販売について市場と連携をとり計画的な出荷を行うことで有利販売に繋げたい。産地評価に繋げるため、部会一体となって高品質なカボチャの出荷を行っていきたい」と意気込みを述べました。