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ミニトマト収穫目前 現地で生育状況を確認

2021.08.31

JA壱岐市ミニトマト部会は8月上旬、島内生産者の各圃場(ほじょう)で「令和3年産ミニトマト現地講習会」を開きました。
 

ミニトマトの管理について打ち合わせが行われました

 本年産のミニトマトは生産者17名が作付面積70.8aで栽培しています。品種は「サンチェリーピュア」と「エコスイート」の2品種です。定植は7月中旬に完了、8月中旬頃から集出荷が始まりました。

 講習会では農産園芸課の山口優希指導員と松嶋新指導員が、現地で生育状況と、着果の具合や草勢を観察し病害虫の発生についても確認しました。

 栽培管理では、ハウス内の状態について注意し、乾燥状態にしないように朝夕の適宜潅水を促しました。そのほかにも、花落ちを防ぐためのわき芽の除去、追肥のタイミングや、品種毎に必要となるホルモン処理や摘果についても説明しました。

 病害虫防除について、今年はサビダニやヨトウムシなどの病害虫の発生が散見されています。青枯病や黄化葉巻病の発生も懸念されていることから、発病株が見られた際の適切な対処を呼びかけました。

 山口指導員は「今後、着果し収穫期を迎えます。収穫前からしっかりと追肥を行っていただくとともに、わき芽の除去などの管理をお願いしたい。また、病害虫の発生が散見されるので適切な防除を促していく」と語りました。