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前回の記録を大きく更新した牛市!年内取引を優秀に締める
2020.12.08
JA壱岐市は12月1日~3日に壱岐市芦辺町の家畜市場セリ場において子牛市、成肉牛市を開催しました。新型コロナの第3波が列島で猛威を振るう中、感染症防止のための防疫体制を改めて徹底整備した開催となりました。1年を締めくくる今回の牛市には、多くの購買者に来場いただきました。
子牛市では、2日間で去勢424頭、雌317頭の計741頭の取引が成立しました。子牛の最高価格は去勢で118万9,100円、雌95万8,100円、平均価格は77万2,253円(前回比114.25%)となり前回開催時と比べ、平均価格が96,341円高となり前回比を大幅に更新しました。今年に入り、日米貿易協定の発効や、新型コロナの大流行は、市場価格に多大な影響を及ぼしてきましたが、今年締めくくりの牛市において、暗雲を払拭する明るい兆しとなりました。
又、成肉牛市では、154頭の取引が成立し、最高価格は初妊牛の191万700円となり平均価格は65万4,593円(前回比131.74%)子牛市同様に平均価格が前回より15万7,710円の上昇となりました。特に初妊牛について、1年を通して全84頭の取引が成立しており、生産者が求める優良系統牛の育成、並びに今後に期待される系統群の選抜が取引価格に好結果を及ぼしています。
競りに参加した生産者らからは年内最後の牛市での好成績に歓喜の声が上がりました。
同JA畜産部長の寺尾幸博部長は今回の牛市について「コロナ第3波が広がる中においても多くの購買者に来島いただきありがたく思う。また開催に当たり関係機関の協力にも感謝している。前回より大きく平均価格を更新でき、年内最後の牛市を好成績で終える事ができた。来島いただいた購買者及び生産者の努力に改めて感謝する」と語りました。