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本年産イチゴの準備 順調に進んでいます

2020.09.17

 JA壱岐市いちご部会は8月下旬に令和元年度通常総会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症予防の観点から開催を見合わせ各議案について書面議決を行いました。

表彰を受けた岡部政昭さん

 元年産は、生産者32名が作付面積336.8aで栽培を行い、10a当りの収量13,989パック、10a当りの販売金額は4,084千円、総販売金額は137,569千円という実績となりました。本来であれば総会において販売金額等に応じて表彰を行う予定でありましたが、今年は各生産者を訪問し、表彰を行いました。

 元年産において10a当りの販売金額一位となった郷ノ浦町の岡部政昭さんは「今回の表彰について大変嬉しく思う。元年産では後一歩及ばなかったが、次は反収30,000パックの出荷を目指したい」と意気込みを語りました。

 9月に入り、いちご部会は2年産イチゴの作付準備を開始しました。8月下旬には苗の花芽分化を促すため株冷処理を行いⅠ・Ⅱ型合わせて60,000株を同JA施設内の大型予冷庫へ入庫しました。処理を行う事で需要が高まる12月の出荷に間に合うように栽培が可能になります。

 9月に入り、芦辺町の野菜集荷場では株冷処理後の花芽の検鏡検査が行われました。検査では指導員による花芽の確認が行われ、株冷Ⅰ型の定植が始まりました。9月下旬には株冷Ⅱ型の定植まで完了し、本格的な栽培が始まります。

 同JA農産園芸課の松嶋新指導員は「2年産について、生産の安定化と品質の向上を図っていく。新型コロナ禍に対応した消費宣伝活動の強化も課題である」と語りました。