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新品種での出荷を本格化 ミニトマト出荷内容の確認を実施

2020.08.21

 JA壱岐市ミニトマト部会は8月17日、芦辺町の同JA野菜集荷場にて2020年産ミニトマトの出荷目揃会を開催しました。

出荷について説明を行う山口職員

 本年産のミニトマトは生産者20人が作付面積106aで栽培しています。生産者がJAへ出荷する際はバラ出荷となり、その後JAでの選果を経て市場へ出荷され、出荷の荷姿は200gのパック出荷とバラでの箱出荷を予定しており、福岡・大阪の市場出荷を中心としつつ、島内での販売も実施します。

 また、品種については昨年まで多収で病気に強い「サンチュリーピュア」を主として栽培していましたが、本年より単為結果性の「エコスイート」の栽培も開始しました。単為結果性とは花粉が受精しなくても着果肥大する性質で、通常のトマト栽培ではホルモン処理やハチを使用した受粉作業が必要ですが、エコスイートは着果作業がなくても自然着果していくため、農家の皆様の労力や経費面での軽減が期待される品種です。食味についても良好で収量も期待されます。

 目揃会では、同JA農産園芸課の山口優希職員より市場情勢、生育状況について説明が行われ、品質管理と適期収穫について指導が行われました。その後、部会員皆で目揃えを行い規格について確認を行いました。

 山口職員は「ミニトマトは秋の行楽シーズンや運動会で使われる機会が多く安定した需要が期待される。今後市場との情報交換を行いながら、消費者ニーズへの対応と共撰による品質の統一を図り市場評価の向上並びに有利販売に繋げたい」と語りました。