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秋カボチャ現地で意見交換 対策の徹底を促す

2020.08.31

 JA壱岐市かぼちゃ部会は8月27日に令和2年産秋カボチャ現地検討会を開催しました。

状況を確認し意見交換を行う浦川指導員(左)と生産者

 本年産は生産者29人が作付面積275aで栽培を行います。8月に播種を行い10月末の収穫並びに風乾を経て11月下旬頃より集荷を行う予定です。

 検討会では同JA農産園芸課の浦川将文指導員より本年産の生産概況及び栽培時における注意事項について説明が行われました。今年は長梅雨の影響で各圃場準備が出来ず全体的に播種が遅れましたが、気温については平年より高いためこまめに潅水を行えば生育は追いついてくると予測していると説明しました。病害については、気温が温かい日が続いているため、ウリハムシ等の害虫の被害の発生が懸念される事から、早期の防除について指導を行いました。

 また、昨年の収穫量に大きな影響を与えた台風に対しての事前・事後の対策についても説明し注意を促しました。

 浦川指導員の説明の後、壱岐振興局農業振興普及課の松岡寛智係長から補足説明が行われました。松岡係長は話の中で「秋カボチャは短期勝負の品目であり、各対策については早めに取り組むことが重要である」と述べました。

 検討会終了後、参加者で現地の圃場を視察し意見交換を行いました。

 浦川指導員は「今年は気温が高い日が続いているので、圃場の干ばつが懸念される。発芽後の初期成育を促すため、細目に潅水する必要があるので指導を行っていく。また、昨年の収穫量に大きな影響を与えた台風に対する対策についても引き続き指導を行い、昨年以上の収量を目指す」と語りました。