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種を蒔けばいつか実がなる。失敗を繰り返しながら何度もチャレンジ!

2024.07.05

JA壱岐市女性部(赤岩美智子部長)では、部員が心豊かな生活を送るための生涯学習の場とし、部員同士の相互交流や仲間作りにより結集力を強め、地域の活性化に寄与することを目的に毎年カルチャースクールを開催している。年度当初の部員アンケートや事業部長会で今年度の内容が決定した。

第1回目は、6月30日に夏野菜つくり講習を行い、30名の部員が参加した。心配された天候も梅雨の合間の天気に恵まれた。講師は、当JAふれあい友の会会員で芦辺町出身の橋本正代さん(82)。橋本さんは62歳の時、勤務していたスーパーの退職を機に同部会へ入会。野菜つくりは初心者だった橋本さんだが、固定概念がなかったから新しい品種にもチャレンジできたという。今年で20年になり、昨年は約50品目の野菜を直売所へ出荷している。当日は畑で品目ごとに栽培方法や、実際に育苗箱に土を入れ種を蒔いて詳しく説明した。部員らも熱心に質疑も行った。

橋本さんは「何回も失敗を重ねながら、チャレンジした。失敗しても種を蒔けばいつか実がなり味噌汁の具材はできます。自分が育てた安心安全な野菜を家族で味わってほしいですね」と笑顔で語った。参加した部員らは「自分には野菜作りなんて無理とずっと思っていたけど、橋本さんの元気でパワフルな講習を受け、すごく前向きになった。やれることから始めたい」など思い思いに語った。

赤岩部長は「心配していた天気も持ち直し、橋本さんの元気なパワーをもらい、参加の皆さんも熱心に講習をうけることができ嬉しく思います。今年度は今回を含め4回カルチャースクールを予定しています。今後も部員のやりたいことを後押ししながら和気あいあいと笑顔あふれる活動を行いたいです」と笑顔で語った。

熱心に講習を受ける部員(6月30日/壱岐芦辺町)