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部会一丸となり平均25,000本/10㌃・A2L率60%以上を目指す

2024.03.18

 小菊専門部会(日高将希部会長)は、2月下旬に芦辺町の壱岐振興局会議室で生産販売検討会を行いました。

 5年産は栽培者27名、面積774㌃栽培され、生産面については年間を通じて、寒波、日照不足、高温、大雨など天候に左右され、病害虫の発生や開花遅れなどが散見され品質低下、出荷量の減少も見受けられました。

 販売面では、5・6月は需要が少なく沖縄県産の市場出荷量が増えた為、価格が伸び悩みましたが7月以降全国的に天候の影響を受けて、品薄状態が続き例年価格が低下する盆前後も平均単価が40円以上をキープし9月の彼岸まで高単価で販売することができました。寒小菊についても全国的に出荷量が少なく単価は安定したが、優品は販売が厳しい状況でした。

 検討会では、農産園芸課の斉藤俊介指導員が事業報告の他、6年度の生産販売対策や奨励品種、試験品種について詳しく説明しました。役員改選も行われ、郷ノ浦町の竹藤一久さんが部会長に選出されました。

 また、部会長賞表彰として、10㌃以上の作付面積であること、25,000本以上出荷があるもの、A2L率の最上位者の選定条件を満たした芦辺町の茂友聴さん(A2L率 69.98%)が受賞しました。

 茂さんは、新規就農者研修支援事業を活用して就農。若き担い手として今後の活躍が期待されています。「受賞できて大変光栄です。大変なことも多くありますが部会員さんと一緒に切磋琢磨して頑張っていきます」と受賞の喜びを語りました。