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市場と連携を密に有利販売に繋げる
2023.12.06
JA壱岐市は11月中旬に芦辺町の同JA多目的集荷場で「2023年産春カボチャ販売実績検討会・秋カボチャ出荷協議会」を開きました。
春カボチャは生産者62人が面積約999㌃(前年比77%)で栽培、品種は「くり将軍」「プリメラクイーン」「えびす」の3品種です。今年は、ほとんどの圃場で適期播種・定植ができました。4月上旬は適度に降雨があり生育は順調でしたが、強風による風傷みや欠株が散見されました。5月以降は適度に降雨があり日照もあり順調に生育しました。病害虫について生育初期のウリハムシの被害が散見されましたが、適期防除が行われ被害は最小限に抑えられました。うどんこ病は全体的に多かったですが、日焼け対策などがとられ7月上中旬の出荷分は日焼け果も順調でしたが下旬からは虫食い、腐敗果が多くなり外品率が高かったです。
販売では、2,000円/箱スタートし、例年6月に国産に切り替わるが7月末まで輸入品が出回ったこともあり、例年より安価2,000円/箱~1,500円/箱での取引となりました。
秋カボチャは18人が210㌃で栽培します。栽培品種は春作と同じです。秋作は8月中旬の台風接近に伴い圃場準備ができず、作付けが遅れているところも見受けられました。またその後の生育は、干ばつが続き灌水ができていない圃場では初期生育不足が見受けられました。今年は気温が高く降雨も少なかったため、玉肥大期にうどんこ病が発生し玉太りが伸びず、小玉傾向となっています。
長岡大紋指導員は「今年は小玉傾向ではあるが、市場・全農と連携し、有利販売に繋げていく」と語りました。