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地域が一体となり産地拡大をめざす!
2023.08.22
JA壱岐市は8月9日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室で令和5年産春馬鈴薯(ながさき黄金)生産実績検討会及び秋作の栽培講習会を行いました。
昨年秋作から本格的に栽培を開始し、12月の収穫祭では1億円の産地宣言を行い、品質基準を満たしたものを『壱岐黄金』とするブランド化や管理作業の機械化等産地作りを進めています。
春作は生産者11名(内法人4組織)、作付面積178㌃で栽培されました。概況、生産実績について農産園芸課の渡邉茂係長が説明しました。定植については、ほぼすべての圃場で適期に行えました。種芋の不作により一部小型の種芋を定植したが発芽には支障はありませんでした。栽培栽培期間全体を通して定期的な降雨もあり生育は良好で、収量も予想より上がりましたが、土壌水分が多かったこともあり、降雨後の収穫については腐敗や収穫時の泥の付着などの課題が残りました。生産実績については、販売数量40.781㌧(出荷率89.9%)、平均反収2.29㌧で予定反収2㌧を上回りました。
秋作は、生産者16名(内新規4名)、作付面積220㌃(前作比124%)で栽培します。ブランド力強化及び契約量確保の観点から原則JA出荷を基本とし、販売数量4㌧を計画しています。圃場準備~茎の整理などの栽培管理や機械利用についても説明、指導を行いました。当日は、台風接近のため、(株)日本アクセス営業推進第1課の村山真彦氏とカルビーポテト(株)の茶谷正孝氏はWeb出席し、販売状況や栽培管理について説明を行いました。
当JA営農部の竹下真司部長は「ばれいしょの振興にご尽力頂き有難く思う。昨年から試作を重ね、今年春作から本格的な貯蔵による販売を展開している。早急に栽培体系及び機械化体系の確立させていく」と語りました。