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多様化するニーズに応えるために

2023.08.22

 島内各圃場では令和5年産いちごの定植にむけて育苗を行っています。8月4日~8日まで、現地研修、育苗個別巡回及び硝酸態窒素測定を行いました。本年は生産者31名、ゆめのか・さがほのか・恋みのりの3種で330.1㌃を作付予定です。

育苗状態を確認する生産者の皆さん

 昨年産は生産者30人、面積318.1㌃で栽培されました。品種はゆめのか、さがほのか、恋みのりで昨年11月14日から出荷が始まり、今年6月24日に出荷が終了しました。総出荷数量は、54万8,170パック(250g換算)、10㌃あたり1万7,233パック(前年比106%)の出荷となりました。

 8月下旬から同JA施設で、ゆめのかと今年度より恋みのりの株冷処理が始まります。合わせて約6万7,000本の処理を予定しています。会議では株冷までのスケジュールや、その後の定植について確認が行われました。

 4年度の部会総会についても協議が行われ4年ぶりに実開催で行われます。事業報告、収支決算承認や5年度事業計画案と予算案、役員改選などが決議されます。

 当JA農産園芸課の山口優希指導員は「昨年産も生産者皆さんの栽培管理など努力で前年比を上回ることができた。本年も多様化するニーズの対応とあわせて、出荷形態の簡素化や共同選果体制の拡充を進めたい」と語りました。