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インボイス導入を機に経営の在り方を再検討

2023.08.22

 壱岐集落営農法人連絡協議会(江坂好夫会長)は8月8日、郷ノ浦町の壱岐の島ホールで令和5年度第1回経営研修会を開催しました。研修会には会員及び関係機関約50名が出席しました。

 開会にあたり同協議会の山川英敏副会長((農)すみよし)は、「10月からのインボイスの開始にあたり特に実務面において色々心配があると思うがこの研修が有意義なものとなり、法人経営の一助になることを期待します」と述べました。

 研修は、別府大学国際経営学部の森宗一氏を講師に招き、「インボイス制度開始前の準備と導入後の課題」と題し、インボイス制度の導入で実務の部分での影響、対応が必要な事項や想定される問題をもとに、自身の経営に必要な項目を明らかにし、整理していく内容で行われました。消費税の免税事業者と課税事業者の再確認、農業経営に関する問題、具体的な対応策の例など詳しく説明しました。この導入を契機に「集落営農法人」の経営の在り方、法人設立目的の再確認などを考える機会となりました。

 JA壱岐市の川﨑裕司組合長は「各法人については栽培する作物もそれぞれ違いはあるがインボイス制度についてご理解を頂き、しっかり準備を進めてほしい。特にまだ未登録の農家にはしっかり伝えてほしい」と語りました。