小さな島の大きな挑戦

　7月下旬に長崎市の長崎県ＪＡ会館で、令和5年度長崎県営農指導員活動事例発表大会が開催されました。県下ＪＡにおける営農指導事業への取り組みについて相互に交流を行い、営農指導事業の促進に努めるとともに、営農指導員相互の連携強化を図ることが目的です。県下5JAの代表者が日頃の営農指導で実践する特色ある事例を発表しました。

　JA壱岐市は、農産園芸課の松嶋新係長が「めざそう！アスパラ主導で離島農業日本一へ～小さな島の大きな挑戦～」と題して発表しました。当JAが第9次営農振興計画の販売高100億円達成にむけて主要品目のアスパラガスの取り組みについて、現状の課題、3つの挑戦、取り組みの成果などをまとめた内容となりました。審査の結果、松嶋係長が最優秀賞を受賞し九州大会への切符を手にしました。

　県農林技術開発センターの中村功所長は「地域や品目の状況、課題に応じ産地に寄り添い尽力する姿を頼もしく感じた」と講評しました。

　松嶋係長は「県下JAを代表して営農指導に関する思いを九州の皆さんへ伝え全国を目指したい」と意気込みを語りました。