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防除ローテーションの徹底を

2023.06.26

 JA壱岐市いちご部会(親元芳繁部会長)は6月19日と20日の2日間、各生産者の圃場で現地検討会を行いました。

各圃場で育苗状況を確認

 4年産は生産者30人が作付面積318.1㌃(前年比96.3%)で栽培しました。品種はゆめのか、さがほのか、恋みのりの3品種で、6月10日現在の総出荷量は250gパック換算で54万2,275パック、10㌃あたり1万7,047パック(前年比105%)の実績となっています。

 各圃場では、5年産にむけた育苗が始まっています。6月以降の管理について壱岐振興局農業普及課の松本尚之主任技師が説明しました。育苗管理ではランナーの切り離し時期、病害虫対策では、炭疽病の胞子の飛散は平均20℃からであることから芯葉の展開ごとに防除を行うこと、農薬などについても指導しました。12月~1月の寒波とその後の定期的な降雨の影響で、例年並みのランナー(走出枝)発生状況と親株との切り離し作業が進んでいます。ゆめのかは8月に株冷入庫を予定しています。

 同JA農産園芸課の山口優希指導員は今後の管理の中で「炭そ病が出やすい気候条件となるのと害虫の発生が懸念される。育苗段階からの防除の徹底をお願いしたい」と注意を呼びかけました。