トピックス

早めの土作りで適期定植

2023.05.29

 JA壱岐市ブロッコリー部会は5月22日、担い手サポートセンターで「令和4年産ブロッコリー生産販売検討会」を開きました。

 4年は生産者26名が作付面積全体で1170.5㌃(前年比98%)で栽培します。

 検討会では、同JA農産園芸課の齋藤喬史指導員が4年産の出荷販売実績や課題、5年産生産方針について説明しました。昨年9月は2度の台風の影響で、早い作型は強風により根扱ぎで欠株の発生、一部圃場では潅水したことにより根痛みで生育不良が散見され、前年より出荷時期が遅れました。また、11月中旬から12月上旬にかけて平均気温が高く、11月下旬の降水量も多かったため、3・4型の生育が前進化しました。

 今後の対策については、土壌診断や排水対策、取り遅れ防止策として、収穫時期見極めは圃場内に入って確認するように指導しました。

 齋藤指導員は「5年産の作付取りまとめを行っていくがそれぞれの管理ポイントをしっかりおさえて、適期定植ができるように早めの土作りをお願いしたい」と語りました。

 第9次営農振興計画の露地園芸品目の柱として安定した栽培技術の普及と作業受託体制の強化により、販売高1千万円以上の専作農家を育成し、販売高1億円の産地を目指していきます。