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豊作を祈願してお田植祭開催

2023.04.27

 宮中献穀壱岐市奉賛会(白川博一会長)は4月22日、郷ノ浦町の奉耕者の田長、牧永護氏の奉耕田で2令和5年宮中献穀お田植え祭を行いました。

ひと苗ひと苗丁寧に植える子どもたち

 今年度、長崎県知事の推拳により、宮中献穀事業を壱岐市において実施するにあたり、同奉賛会を設立し、「斎田清祓」から「宮中献穀」に至るまで執り行います。3月23日に「播種祭」で撒いた籾が順調に育ち本日をむかえました。

 お田植え祭では豊作を祈願する神事を執り行い、壱岐神楽を奉納、管笠や茜たすきを身にまとい地元の小学生の早乙女・早男が関係者の見守る中、田男と共に古式にのっとり、ひと苗ひと苗丁寧に植付けました。

 奉耕者の牧永さんは、壱岐市の認定農業者の先駆けとして長きにわたり地域農業の担い手として活躍されています。また、新たな産地化を目指し、新品種馬鈴薯「ながさき黄金」の栽培など農業振興に貢献する他、環境美化活動等も取りくんでいます。10月下旬皇居で開催される新嘗祭で献穀米を天皇陛下へ献上されます。

 白川会長(壱岐市長)は、「本日の稲穂が立派に実り、秋には壱岐市の新穀を宮中に献穀できることを祈念します」と述べました。