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壱岐と農業を知ることから 農業版マルチワーカー3人目始動
2023.04.11
A壱岐市が策定した第9次営農振興計画における、農業振興の重要施策として、設立された特定地域づくり事業協同組合「壱岐市農業支援事業協同組合」では、地域の雇用・定住の促進と農業の担い手育成を目的とした全国初となる 「農業版マルチワーカー」の創出に取り組んでいます。
同組合は、壱岐市内に定住を希望する人(市内の若者やU・Iターン希望者)を雇用し、労力を希望する農業者にマルチワーカーとして派遣することで、安定した給与を確保しながら農業経営技術の習得を図り、将来の農業従事者を増加させる仕組みを構築することを目的に設立されました。
3人目のマルチワーカーは大村市出身の松永真奈さん(20)。
松永さんは、今年3月に長崎県立農業大学校を卒業しました。在学中に先生からマルチワーカー制度を勧められたこと、壱岐出身の同級生から壱岐のことを聞くうちにこの制度を活用して壱岐で農業をして技術を習得したいと思いIターンを決意しました。
4月3日にマルチワーカーの辞令交付書を受け取った松永さんは「仕事はもちろんですが壱岐に早く慣れてもっと壱岐のことを知りたい」と笑顔で語りました。
当JAの川﨑裕司組合長は「受入先農家でしっかり技術を習得して頑張って欲しい。大変なことも多いが楽しみも多くある。若い人に壱岐と農業の魅力を伝えてほしい」と激励しました。
同JAは、今後も広くマルチワーカー制度を周知して希望農家のもとへ派遣を行っていきます。