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壱岐農業を目指す若者の足がかりとして頑張っていく

2023.04.11

 JA壱岐市は4月3日、郷ノ浦町の本所大会議室で2022年度新規就農者研修事業の研修修了式並びに23年度新規就農者研修事業の開講式を行いました。

 本事業は、農業を職業として志す人を対象に、就農に向けて基礎となる作物の栽培技術や経営管理のノウハウについて研修を行い、就農後の経営安定に向けた支援を図る制度で、2003年から始まり、これまでに45人の研修生を輩出しています。

 22年度はアスパラガス農家を志す2人が、受入農家の元で研修に励みました。

 東京からIターンし、2年間の研修を終えた北嶋健一さんは「JAはじめ関係機関、受入農家の皆様の献身的な指導により、大変充実した研修ができました。これからは壱岐市にどう還元していけるかを考えながら壱岐を代表するアスパラ農家になって、壱岐農業を目指すI・Uターン者の足がかりとなっていきたい」と感謝と決意を述べました。

 松本周道さんは「JAや受入農家の皆様の指導により多くの事を経験し学ぶことができました。壱岐のアスパラ農家として恥ずかしくないよう頑張っていきます」と意気込みを語りました。

 その後23年度開講式が行われ、畜産農家を目指す富永楓二郎さんといちご農家を目指す石井大輔さんが紹介されました。

 同JAの川﨑裕司組合長は「研修を終えた二人は、受入農家や地域の皆様への感謝を忘れず邁進してほしい。農業はすべて自己責任、しっかり経営者になって頑張っていただきたい。また、研修を始める二人には研修先でしっかり技術を身につけて研修後は自立していけるように頑張ってほしい」と激励しました。