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部会一丸となり平均25,000本/10㌃・A2L率60%以上を目指す
2023.03.13
小菊専門部会(日高将希部会長)は、2月28日芦辺町の壱岐振興局会議室で生産販売検討会を行いました。
令和4年産は栽培者35名、面積826㌃で栽培されました。生産面については、梅雨入りが昨年より1ヵ月も遅く、雨がほとんど降らず乾燥した環境が続いたため、スリップスやタマバエ等の害虫被害が多発し、秀品率の低下を招きました。9月以降は台風による倒伏被害が多発し、茎曲がりや葉傷みにより出荷量が減少するなど今年度産は、干ばつ・台風等の気象状況により生産が厳しく、全体面積は昨年度より増えましたが、出荷量は1割程度減少しました。
販売面では、盆や彼岸の全国的な需要の高まりや他産地の出荷の前進化と開花遅延による品薄の影響をうけました。年間を通して単価の上げ下げは激しかったですが、平均単価42円での販売ができました。
また、4年度の部会長賞の表彰も行われ、10㌃以上の作付面積であること、25,000本以上出荷があるもの、A2L率の最上位者の選定条件を満たした勝本町の長山玉枝さん(A2L率 65.89%)が受賞しました。
長山さんは「受賞できて大変光栄です。徹底した栽培管理を行ってきました。大変なことも多くありますが部会員さんと一緒に切磋琢磨して頑張っていきます」と受賞の喜びを語りました。
5年度も部会目標平均25,000本/10㌃・A2L率60%を掲げ、需要期出荷を中心とした長期継続出荷にむけた栽培体系を確立し、部会員一丸となって取り組んでいきます。