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圃場観察の徹底で収量をのばし反収をあげる

2023.03.01

 JA壱岐市にんにく部会(谷島栄一部会長)は2月17日に、現地検討会を行いました。昨年10月に植付けを行ったニンニクはこれから生育旺盛期を迎えます。

入念に生育確認を行う参加者の皆さん

 令和5年産は生産者29名が面積184㌃で栽培します。検討会では同JA農産園芸課の渡邉茂指導員が今後の栽培管理や、病害虫対策について説明しました。

 10月に植え付けて、2月下旬から玉肥大期を迎えます。管理説明では今後、春腐病や裂球化を防ぐため、追肥を基本的に行わないよう注意を促しました。そのほか、収量増加のポイントとなる健全な葉の確保、玉肥大促進のための芽の収穫についても説明しました。芽は「ニンニクの芽」として4月中旬頃から出荷も予定しています。

 病害虫防除では、代表的な病気の春腐病、さび病、葉枯病、に加え、ウイルス病を媒介するアブラムシ、葉の内部に侵入して食害するネギコガは特に厄介な害虫であり、被害を最小限に抑えるためにも事前の害虫予防に努めるよう促しました。

 説明後、集まった生産者は谷島部会長の圃場で生育状況を確認しました。

 渡邉指導員は「これから玉肥大期の重要な時期を迎える。栽培管理のポイントをしっかりおさえて徹底した圃場観察を行ってほしい」と促しました。