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計画的な販売に努め単価向上を図る

2023.01.19

 JA壱岐市柑橘部会(馬場勝利部会長)は、1月6日に芦辺町の同JA多目的集荷場で「令和4年産中晩柑(麗紅・はるか)出荷協議会」を開催しました。

規格版を使用してサイズ確認を行う長嶋指導員

 協議会では生産概況や販売対策について同JA農産園芸課の長嶋和輝指導員が説明しました。

 4年産の中晩柑(麗紅・はるか)は、生産者8人が総面積56㌃で栽培しています(麗紅44㌃、はるか12㌃)。裏年であり、全体的に収量の減少が見込まれますが、はるか0.6t(前年比48%)、麗紅は昨年より出荷者が増え5.6t(114%)が予想されます。

 麗紅は消費者需要が高い品種です。品種特性の着果率の低さはありますがホルモン処理を行った圃場については着果が多いです。島内販売を基本としますが、宅配及び市場開拓による有利販売を実施し、販売単価の向上、安定に努めていきます。

 はるかは、消費動向の低迷により販売面等大変厳しい状況です。品質により価格差が大きくなりつつありますが、計画的な販売に努め、単価向上に努めていきます。販売は島内販売を中心とします。

 また、規格についても規格板を使用して詳しく説明しました。家庭選果を徹底し、小玉果、傷果、病害虫被害果の混入が無いように促しました。

 令和5年産の生産対策では、有利販売に繋げる為、樹勢管理を徹底し着果の安定化を図るとともに、摘果の確実な実施により着果量の調整を図り、良品質・大玉生産を図っていきます。また、発生予察を踏まえた病害虫防除を徹底し、秀品生産による所得向上を目指していきます。

 今後の予定として1月下旬を集荷日とし、評価を行い、2月~3月中旬にかけて販売を行っていきます。