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市場や関係機関ち連携を密に昨年以上の販売高を目指す

2022.11.28

 JA壱岐市いちご部会は、11月22日に芦辺町の同JA家畜市場セリ場で「令和4年産いちご出荷目揃会」を開催しました。

規格を確認する生産者の皆さん

 本年産は生産者30人が約32㌶で栽培。品種は「ゆめのか」「さがほのか」「恋みのり」の3品種です。

 冒頭に11月8日に開催されたJA長崎県いちご部会の「3年産ゆめのか高収量部下員表彰」で郷ノ浦町の岡部政昭さんが県下5位となる好成績で受賞され、表彰が行われました。

 生産販売対策について同JA農産園芸課の山口優希指導員が説明しました。現在のいちごの消費動向については、新型コロナの拡大・外出自粛等の制限の中、消費の落ち込みが懸念されましたが、行動制限解除と家庭内消費の維持により底支えできています。

 長崎県いちごにおいては、広告宣伝活動の強化や、規格変更による品質面の向上により販売金額109.4億円と過去最高の実績となりました。

 壱岐産いちごについては、高収量品種の「ゆめのか」を主軸に52万5,000パックの出荷を計画しています。早朝採りや予冷庫の効果的な利用による品質確保と、量目を250gとし、出荷量増加・安定出荷による売り場確保と銘柄確立を図ります。販売単価の安定化のためクリスマス業務用の契約販売も行います。

 また、部会組織の強化に努め、支部間の連携を密に相互研鑽を進め、生産並びに品質の向上を図っていきます。

 説明のあと、目揃いを行い集まった生産者の皆さんに出荷時のパック詰めの要領、共選持込時の注意点について説明しました。

 山口指導員は「壱岐産いちごの更なる消費拡大と銘柄確立を目指して市場や関係機関と連携を密に昨年以上の生産者所得の向上を目指す」語りました。