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市場と連携を密に有利販売に繋げる
2022.11.28
JA壱岐市は11月18日に芦辺町の同JA多目的集荷場で「令和4年産春カボチャ販売実績検討会・秋カボチャ出荷協議会」を開催しました。
春作の実績報告と、冬至・貯蔵品の出荷について同JA農産園芸課の齋藤喬史指導員が説明しました。
春カボチャは生産者83人が面積約13㌶で栽培、品種は「くり将軍」「プリメラクイーン」「えびす」の3品種です。10㌃あたりの反収は約1.1t(前年比75%)、販売金額は約14万円となりました。今年は、4月上旬は降雨が少なく乾燥気味であった為、発芽の遅れ、活着不良が見受けられ、4月中旬の日照不足で生育が遅れました。また、強風のため、欠株と茎葉の傷みも散見されました。全体的に、乾燥と日照不足で生育が遅れ、空梅雨の影響で玉肥大期の水不足等により例年より小玉傾向となりました。
販売では、例年6月に国産に切り替わるが7月末まで輸入品が出回ったこともあり、例年より安価での取引となりました。報告のあと、次年作にむけての対策について説明しまし」た。
秋カボチャは20人が231㌃で栽培し、栽培品種は春作と同じです。秋作は8月上旬の干ばつ、中旬の雨の影響で圃場準備や播種、定植が出来ず作付が遅れた圃場もあり、初期生育不足が見受けられました。今年は2度の台風被害もあり茎葉の傷みで葉が無くなり日焼け果も発生し、根扱ぎで欠株も散見されました。また、昨年より気温は高かったが、玉肥大期に降雨が少なかったため、玉太りが伸びず小玉傾向となっています。
終了後、目揃いを行い品種ごとに確認を行いました。
齋藤指導員は「今年は小玉傾向ではあるが、市場・全農と連携し、有利販売に繋げていく」と語りました。