適期の刈取で品質・食味の良いお米を収穫

　ＪＡ壱岐市つや姫生産部会は8月8・9日の2日間、島内各圃場にて収穫目前の「つや姫」の収穫適期検討会を実施しました。

　検討会では、同ＪＡ壱岐市農産園芸課の下條優成指導員から、今年の生育状況について報告が行われました。今年は移植時期の気温が高く初期活着は順調に進みました。6月の梅雨入り前後は気温、日照時間ともにやや低くなりましたがその後の気温が高く推移したため、生育は平年より早く進んでおり、出穂の中心は平年より6日程度早い７月12日～17日となりました。出穂以降の気温も平年よりも高く推移し日照時間も多くなっています。今後も気温が高い日が続き、日照時間も多いことが予報されていることから、平年より早い収穫適期になると予測されます。

　状況説明の後、収穫を目前に控えての栽培管理について説明が行われ、早刈りによる青未熟粒や、刈遅れによる着色粒、胴割米の発生について注意を促し、資料で図表を使用し黄化籾割合による刈取時期の目安について詳しく説明しました。収穫適期(目安)については8月15日頃から始まり8月24日頃まで予定しています。その後、圃場で生育状況及び収穫日の確認を行いました。

　下條指導員は「収穫時期を迎え、品質・食味の良いお米を収穫すると共に、農家の収量が増えるように適期での刈り取りについて指導を行っていく」と語りました。