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作業負担軽減に期待 ラジコン草刈機実演会
2022.07.20
7月8日、芦辺町の(農)川北の圃場で、ラジコン草刈機スパイダーモアーRCの実演会が開催されました。
実演会は、県、市、共済組合、JAや各協議会、委員会、生産部会10組織からなる「壱岐市スマート農業推進協議会」が主催し、関係機関と各集落営農法人、生産者が集まりました。
同協議会は、農家の高齢化や後継者不在による労働力の不足が顕著になっている中、スマート農業を取り入れ、水稲及びアスパラガス生産の効率・省力化を図ることで、新たな営農体系の構築と生産体制の維持・拡大を目的として令和3年4月に設立されました。
今回実演会に導入された草刈機は、4年6月に(株)オーレックから発売されました。本製品は遠隔操作を可能とし、作業者は日陰や安定した場所から作業を行えるため、高温・多湿な炎天下や、足元の不安定な場所での作業負担を大幅に軽減します。さらに「傾斜アシスト機能」を搭載し、45度までの傾斜に対応しています。また、近年増加しているソーラーパネルの下など、人や機械が入ることが出来なかった場所での草刈りも可能となります。本機はエンジン始動、刈刃のオン・オフ、速度や草を刈る高さなど、動作の微調整を全てプロボ(送信機)から操作することができます。
今後も同協議会では、先端技術を組み入れた実証試験や検証会、先進地視察等を行い、アスパラガス及び水田農業の新たな営農体系の構築について検討を進めていきます。