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農業を知ることから 農業版マルチワーカー2人目始動
2022.06.10
JA壱岐市が昨年策定した第9次営農振興計画における、農業振興の重要施策として、昨年8月に設立された特定地域づくり事業協同組合「壱岐市農業支援事業協同組合」では、地域の雇用・定住の促進と農業の担い手育成を目的とした全国初となる 「農業版マルチワーカー」の創出に取り組んでいます。
同組合は、壱岐市内に定住を希望する人(市内の若者やU・Iターン希望者)を雇用し、労力を希望する農業者にマルチワーカーとして派遣することで、安定した給与を確保しながら農業経営技術の習得を図り、将来の農業従事者を増加させる仕組みを構築することを目的に設立されました。
2人目のマルチワーカーは壱岐市郷ノ浦町出身の浦川智史さん(38)。
前職は会社員。実家も農家であり手伝いもしていたことから農業には興味があったとの事で、お父さんからマルチワーカー制度の話を聞き、この制度を活用してもっと農業を知りたいと思いUターンを決意しました。
受入先は、芦辺町のいちご農家の米倉寛健さん。主な仕事内容は、いちごの手入れです。現在は、収穫後のハウスの整備や片付け等を行っています。
浦川さんは「米倉さんからは、技術だけではなく、経営面や設備面等色々な分野を教えていただいています。規模も大きく最新設備も整っており本当に勉強になります。これからも 日々勉強しながら、様々な農業の場で技術を習得して自分が進む道を決めたい」と意気込みを語りました。
同JAは、今後も広くマルチワーカー制度を周知して希望農家のもとへ派遣を行っていきます。