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春インゲンの栽培が始まる 後半の収量増が課題

2022.03.17

 JA壱岐市インゲン部会は3月8日、芦辺町の同JA集荷場で令和4年産春インゲン栽培講習会を開催し、本年産の栽培について協議しました。

 4年産は生産者8名が面積29㌃で栽培します。品種は「すじなし江戸川」と「サクサク王子」の2品種です。江戸川の種子が廃版となることから、秋作以降はサクサク王子または、今後検討する新品種が主流となる予定です。

 会では同JA農産園芸課の浦川将文指導員が生産・販売方針、栽培管理について説明しました。3年産では、なり疲れによる後半の収量の減少が課題となっていました。

 生産面では、収量安定にむけた生育初期の潅水や収穫期の追肥等による草勢維持を呼びかけました。品質向上のための事前の病害虫防除についても説明しました。

 販売面では、家庭選果の徹底と等階級規格の遵守を呼びかけました。同JAでも専任検査員による検査をとおし品質向上を図りながら、市場との連携を強化し有利販売に繋げていきます。

 浦川指導員は「これから栽培が始まるが、向こう3ヶ月は平年にくらべ気温が低くなると予報されている。圃場の事前準備は早く行っても、極端に早い播種をしないように気をつけていただきたい」と語りました。