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ベテラン・若手が一緒になって栽培技術の向上を図っています
2021.04.13
JA壱岐市花き部会小菊専門部会は4月15~16日、島内各圃場にて「令和3年産5、6月咲小菊現地検討会」を実施しました。16日の芦辺町の検討会では地区部会員が集まり、昨年より新規就農し小菊を栽培する茂友聴(しげともあき)さんの圃場で行われました。
茂さんは、同JAの令和元年度の新規就農者研修事業を経て就農。小菊35a、施設草花5aの栽培を行っています。同部会の担い手として活躍が期待されています。
圃場視察前には、同JA農産園芸課の松嶋優斗指導員が本年産の生育状況について説明した。本年産の生育は良好であるが、例年に比べ病害虫の発生が増加している。指導の中で農場周辺の環境整備に努めると共に、適切な農薬散布を呼びかけました。特に農薬については、同系統の薬剤の連用を行うと、一部耐性を持つ病害虫の駆除ができない事から、成分確認を行い、別成分農薬のローテーション散布を促しました。
松嶋指導員は「4月下旬には出荷目揃会を行い、本年産の本格的な出荷が始まる。病害虫駆除や黒さび病、葉先枯れ病(チップバーン)の発生に注意して管理していく。市場と連携し有利販売に努めていきたい」と語りました。
説明後、参加者は茂さんの小菊の生育状況について確認。ベテラン農家と若手農家が一緒になって栽培技術の向上に努めています。
茂さんは「昨年4月から栽培を始め、冬には施設草花用のハウスも建てました。ハウスでは現在ひまわりを栽培しています。今後ハウスを活用し新たな品種の導入にも取り組んでいきたい」と意欲を述べました。