昨年並みの高単価を目標に　小菊目揃えを実施しました

　ＪＡ壱岐市花き部会小菊専門部会は４月２２日、芦辺町の同ＪＡ多目的集荷場で「令和３年産５・６月小菊出荷目揃会」を開催しました。
 

　本年産は生産者４０人が面積約８００ａで栽培。２年産はコロナ禍において価格の低下が懸念されていましたが、一本当たり３９円（元年産３４円／一本）と高値で取引されました。

　目揃会では同ＪＡ農産園芸課の松嶋優斗指導員より出荷の際の荷姿や注意事項、収穫から出荷までの留意事項について説明しました。

　松嶋指導員は「コロナ禍においても小菊需要は下がっていないので、単価向上に期待している。今年は病害虫の発生が散見されるので、定期防除・栽培管理に努めていただきたい。現在でも市場から引き合いがあるので、連携を強化し有利販売に努める」と意欲を述べました。

　その後、壱岐振興局農業振興普及課の山口克正専門幹より昨年１０月の親株管理講習会で実施したアンケート結果について報告が行われました。データは現状から５年後、１０年後を目安で統計されており、部会の課題として高齢化対策と栽培面積確保のための新規就農者の確保が必要と述べました。

　閉会の挨拶で農産園芸課の藤江武宏係長は「本年度新たな営農振興計画を策定し、１０年後の生産販売高１００億円を目指していく。小菊部会にも一翼を担っていただきたい」と会議を締めくくりました。

　その後、参加者は目揃えを実施。指導員を交えて注意事項の確認を行いました。