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中晩柑 新年販売に向け協議を行う

2020.12.22

 JA壱岐市柑橘部会は12月10日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室にて、令和2年産中晩柑出荷協議会及び目揃会を開催しました。

集荷を前に部会員での目揃えを実施しました

 2年産は生産者18人が栽培しており主な品目は伊予柑、麗紅、はるかです。

 伊予柑の栽培面積は51aであり集荷量は6tを予定しています。12月下旬に集荷され、同JAの中晩柑追熟施設への入庫が予定されています。1月下旬には出庫され販売がスタートします。販売については、3kgのネット入りと、6kgの段ボール入りでの販売を予定しています。

 麗紅・はるかは栽培面積49a、集荷量は5.5tを予定しており集荷は1月下旬を予定しています。1kg袋入りと4kgの段ボール入りで販売する予定です。

 協議会では同JA農産園芸課の長嶋和輝指導員より生産概況と販売対策について説明が行われました。2年産の中晩柑については表年ではあるが、近年の豊作が続いたことによる成り疲れや、品種特性による着果率の低さ、改植による面積の減少により収量の低下が予想されます。8月以降の気温が高く推移したことにより着色は早かったが、11月以降の気温低下によりバラつきも見られると説明しました。

 販売対策では、近年の消費者の柑橘の消費低迷と併せて多品目・少量買いの傾向が定着していることから、島内の直売所やスーパーなどでの少量買いに対応しつつ、宅配等の多量販売を織り交ぜながら農家所得向上のための有利販売を進めていきます。

 協議会後、参加者で伊予柑の目揃えを行いました。

 長嶋指導員は「近年の柑橘消費は低下しており、少量買いの傾向が強くなっている。集荷・入庫後の品質管理に取り組み、島内消費を軸にした販売を展開していく。宅配用規格についても取り組みを行い、有利販売に繋げていきたい」と語りました。