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壱岐産タマネギ 次年産での販売高の向上を図る
2020.09.15
JA壱岐市農産園芸課は9月9日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室にて令和2年産のタマネギ生産販売検討会及び3年産タマネギの栽培講習会を開催しました。
2年産のタマネギの出荷販売高について同JA農産園芸課の渡邉茂指導員から説明が行われました。2年産は生産者11名が面積420aで栽培を行いました。今年は暖冬の影響で生育については、大きな遅れもなく順調にすすみましたが、高温多湿な気候環境により各圃場でベト病の発生が見られ、品質並びに収穫量に影響を及ぼしました。
2年産について、早生・晩生ともにコロナ禍によって給食用や各施設での利用に影響を及ぼしたことにより市場に多く流通し価格に大きく影響しました。
検討会の後、3年産の栽培講習会が開催され、今後の栽培における注意点や販売方法などについて説明が行われました。特にベト病については、防除対策の徹底を促しました。 販売については次年産よりJA独自の買取販売も実証し精算の早期化と価格の安定を図る方針です。
渡邉指導員は「本年産はコロナ禍により市場への流通が多くなり、価格に影響した。圃場ではベト病が発生し、収穫量の低下が見られた。3年産については、ベト病の防除対策を徹底し収穫量の増加に努めると共に、JAでの買い取り販売や選果機による品質・出荷率の向上を行い販売単価の向上を図っていく」と語りました。