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秀品率90%越え 次年産に向けて検討を重ねる

2020.08.20

 JA壱岐市メロン部会(長嶋孝幸部会長)は8月11日、芦辺町の家畜市場会議室にて役員会を開催しました。
 

開催にあたり挨拶する長嶋部会長

 役員会では2020年産のアムスメロンの販売実績について同JA農産園芸課の松嶋新指導員より説明が行われました。

 令和2年産は35人の生産者が約311aで栽培を行いました(前年生産者32人、作付面積311a)。アムスメロンは1箱5kgで出荷されており、全体的に小玉傾向でした。集荷箱数は全体で約12,600箱(前年比97.4%)となり、前年より若干下回りましたが、秀品率は約90%(前年秀品率約70%)となり、品質は上々でした。集荷されたメロンのほとんどをJA直売所での販売や宅配での発送としたことが功を奏し、1箱当たりの平均金額は3,086円/箱と過去最高の箱単価となりました。

 松嶋指導員は「4月下旬の寒暖差が影響して玉が大きくならなかったことより、例年に比べ小玉傾向となったが、その代わりにネットの入りが良く秀品率が高くなる事に繋がった。21年産の販売に向けて、収穫までの作業状況や実績を精査し、状況に見合った作付けの推進を図ると共に、近年核家族化している消費者ニーズに合わせた販売方法の検討を行っていく」と語りました。