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離島から初の就任 県アスパラガス部会長を兼任
2020.08.20
JA壱岐市アスパラガス部会を束ねる西村善明部会長は「令和元年度JA長崎県アスパラガス部会総会」において、2年度からのJA長崎県アスパラガス部会の部会長に選出されました。離島からの選出は初となります。
西村部会長は平成21年からアスパラガスの栽培をはじめており、2年現在、作付面積20.93aの栽培を行っています。
また、平成29年からJA壱岐市アスパラガス部会の部会長に就任し、現在2期目となっており、部会員73人を束ね部会全体で壱岐の農業を盛り上げています。壱岐市のアスパラガス栽培は、地域に豊富な牛糞堆肥の活用や、黄色蛍光灯、紫外線カットフィルムなどを利用した「環境保全型」の栽培技術向上に努めており、平成23年にはその高い栽培技術が評価され、「日本農業賞 大賞」を受賞しました。また反収においても13年連続県下第1位を記録しています。
西村部会長は今回の就任にあたり、「今後のアスパラガス振興にあたり、県全体で産地として定着させるため、作付面積を増やし、維持していく事が大事です。そのためにも新規でアスパラガス農家になる人が出てくる必要があります。県出身のUターン者や、島へのIターン希望者の選択肢の一つとなるように、取組みやすい環境づくりのため、県や市に対して要望を行っていきたい。また、県を代表する農産物の一つを担う部会として部会員の士気も高めていきたい」と意気込みを語りました。
壱岐の農業を盛り上げる指揮者の、県全体のアスパラガス振興に向けた活躍が期待されます。