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昨年の反省活かし 今年に繋げる

2020.06.30

 JA壱岐市かぼちゃ部会は6月23日芦辺町の野菜集荷場にて、令和元年産秋カボチャの総括となる生産販売検討会と、7月から出荷が始まる春カボチャの出荷目揃会を開催しました。

注意深く規格の確認を行う生産者

 生産販売検討会では同JA農産園芸課の浦川将文指導員から令和元年産の秋カボチャの販売実績について報告が行われました。昨年は台風の発生が多かったため、全体的に小玉傾向となり出荷量および販売金額は前年比の約半分となりました(出荷数量前年比55%、販売金額前年比44%)。今年8月には令和2年産の播種時期を迎えるにあたり、昨年の反省を活かした強風・降水対策の指導が行われました。

 出荷目揃会では、これから出荷を迎える春カボチャについて収穫から出荷までの注意事項について説明が行われたほか、箱詰めなどの指導が行われました。本年産の春カボチャは生産者88人、作付面積は15㌶で10a当たり200箱の出荷を目指しています。

 浦川指導員は「昨年産の秋カボチャについては、台風の発生が多かったため欠株や小玉傾向となり、市場販売金額に影響したと考える。市場での取扱品の多くが、外国産となっているが、市場担当者からは壱岐産カボチャのニーズは間違いなくあると伺っている。春カボチャの出荷が始まるが、今後も市場と連携を取りながら計画的な出荷を行い、有利販売に繋げていく」と語りました。