JA壱岐市ミニトマト部会(江川満部会長)は8月21日、芦辺町の担い手サポートセンターで令和5年産ミニトマトの出荷目揃会を開催しました。
当JAが第9次営農振興計画で、所得の安定化へ向けた経営モデルの実践を進め、新規参入者の確保と個別面積の拡大を図り、夏秋栽培産地の地位確立により、販売高9千万円を目指しています。(2030年目標)
本年産は生産者12名が作付面積44.5㌃で栽培しています。品種は「エコスイート」と「サンチェリーピュア」の2品種です。目揃会では、同JA農産園芸課の永村緑指導員より、生育状況及び集荷・販売対策についてに説明が行われました。反当出荷量3.5㌧、販売金額245万、キロ単価700円を目標に取組みます。
本年産は、定植時期の天候が安定しておらず、同型でも生育状況にバラつきがみられます。また、高温・乾燥よる葉、生長点の焼けや、ヨトウムシやサビダニ等の病害虫が一部圃場で散見されています。品質向上のため、7~8分着色果の適期収穫と、病害虫果や裂皮果の混入がないよう家庭選果の徹底を促しました。
当日は、大阪北部中央青果(株)の馬場貴義係長・全農ながさき園芸部野菜課の岸本和馬担当が出席、福岡大同青果の小山係長がWEB出席し市場の情勢報告も行われました。
本年産も市場との情報交換を密に行い、消費者ニーズへの対応と共選による品質の統一による市場評価の向上に努め有利販売に繋げていきます。
江川部会長は「部会員・栽培面積の減少、資材や運賃などの高騰など課題も多いが、栽培管理の徹底など品質向上に努め、市場が求める品だけではなく、消費者が求める品を作り、生産者、JA、市場とも連結を密にとり、1円でも高く販売できる部会としてしっかりPRして新規栽培者を増やしていきたい」と意気込みを語りました。