適宜収穫と家庭内選果の徹底を

　ＪＡ壱岐市管内では、5月末よりアムスメロンの出荷・販売が始まり、各ハウスでは同ＪＡ営農指導員による出荷前の糖度検査が実施されています。

　今年度、生産者26人が233ａ(前年比100％)で栽培しています。3月の定植から5月末まで天候にも恵まれており、生育は順調ですが玉肥大期の4月頃の夜温が低かった影響でやや小玉傾向で1箱あたり5玉・6玉での出荷が中心の見込みです。

　検査では同ＪＡ農産園芸課の山口優希指導員が専用の糖度計で出荷前最後のチェックとなる糖度検査を行いました。当JAメロン部会のアムスメロン出荷基準として、糖度が14.0度になった物から出荷を行うように定めています。

　検査ではメロンの外皮上から非破壊糖度検査をするほか、果実を切り、果汁を採取して屈光計による検査も行われました。

　検査後、合格したメロンについて生産者と収穫・出荷日の確認を行いました。

　同ＪＡは5月30日に目揃会を実施しました。出荷されるメロンは島内外への宅配便ならびにＪＡ直売所・島内各商店で販売される予定です。

　山口指導員は「いよいよⅠ型アムスメロンの出荷が始まる。今後も適時検査を実施していく。出荷、販売が６月中旬までと短期集中することから、Ⅱ型の出荷まで注意して管理していきたい」と語りました。