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『消費者の求める米』作りを実践

2023.04.13

 JA壱岐市つや姫生産部会(豊坂敏文部会長)は4月6日、芦辺町の壱岐家畜市場で令和4年度通常総会を行いました。3年ぶりの実開催となった当日は部会員、関係職員約110名が出席しました。

立毛評価会最優秀の(農)原の辻 山川理事長(右)と豊坂部会長(左)

 4年度は、生産者206名、面積は前年より2㌶増となる150㌶で栽培しました。10㌃当りの収量は379kg、総572㌧の実績となりました。

 生産面では、6月に中干し講習会(出席131名)、穂肥講習会(出席100名)、8月に収穫適期講習会(出席108名)を開催し、適期適正管理の実施徹底により食味・品質両面の向上を図りました。

 品質面では、平年より平均気温が高く推移したため、高温障害による白未熟粒や、刈遅れによる胴割れ・茶米が発生しました。またカメムシの発生が多く、斑点米の混入により等級低下となりました。

 総会では、実績報告及び活動計画、良食味加算などについて協議が行われ全議案可決されました。役員改選では現役員全員が再任となりました。

 

 また、立毛評価会の表彰が行われました。部会が励行している栽培管理(溝切りの実施、栽植 密度の遵守)を最重点項目として評価が行われ、最優秀には(農)原の辻(山川輝光理事長)が受賞しました。

 豊坂部会長は「栽培基準を遵守して生産者一丸となって良質な米を栽培し、営農振興計画の100憶にむかってJA・関係機関・生産者一体となり取り組んでいく」と意気込みを語りました。

 5年度も良質・良食味生産の取り組みをより一層強化するため、モデル地区並びモデル生産者の育成を図るとともに、部会員それぞれの栽培技術の高位平準化の実現による『消費者の求める米』づくりを実践していきます。