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今後の管理の徹底で収量を増やす
2022.10.27
JA壱岐市アスパラ部会(米倉清部会長)は、9月下旬に島内各圃場をまわり現地講習会を行いました。
令和4年度の状況として、立茎は4月上中旬となり、親茎の素性については概ね適正でした。夏芽期間と通して高温乾燥傾向となり、曲がりや開きが多く、害虫被害が目立っています。出荷量は9月末現在で290t(反当2.2t、前年比88%)となりました。また、樹勢の低下により細物が増えてきています。
10月~11月の管理ポイントを同JA農産園芸課の松嶋新指導員が説明しました。病害虫防除については、褐斑病・斑点病が9月以降の気温低下と数日おきの降雨により散見されている状況となり発生増加していることから、状況をみながら薬剤の使用するよう促しました。
また、潅水については極端に乾燥すると生育が悪くなり春芽の収量が低下するのでそれぞれの圃場における排水性を考慮しながら適切に潅水するように指導しました。
その後、芦辺町の米倉部会長の圃場で生育状況の確認を行いました。
松嶋指導員は「今年は気象状況により9月末時点で前年を下回っているが、①病害虫防除、②灌水、③追肥、④収穫しない萌芽の除去、この4つの管理ポイントの徹底で次年産春芽の収量を増やしていく」と語りました。