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収穫にむけて管理ポイントを確認 加工・業務用たまねぎ出荷協議会
2022.05.19
JA壱岐市は5月10日、芦辺町の担い手サポートセンター会議室で「令和4年産加工・業務用タマネギ出荷協議会」を開催しました。
本年産は生産者5人と農事組合法人5組織が、作付面積272aで栽培を行っており、品種はターザンがほとんどを占めます。
昨年末の定植から年明けにかけて乾燥と低温により生育は停滞しましたが、3月頃からの定期的な降雨と気温の上昇により生育は盛り返してきています。連作圃場については、越年罹病部の発生が見られる圃場があったものの、早期の抜取や定期的な防除により被害は最少ですんでいます。全体的に目立った病害虫の発生はありませんが、例年に比べ雑草の繁茂が目立っています。収穫については、例年通り6月上旬からを見込んでいます。
協議会では、同JA農産園芸課の渡邉茂指導員が今後の収穫までの流れについて説明しました。収穫機や出荷時に利用する鉄コンテナの利用方法についても説明しました。出荷規格はS玉(6.0cm以上)とし、前年度より同JAの取り組みとして買取販売を実施しています。
出荷を目前に控え、今後の管理について収穫前の適切な防除と、適期収穫・根腐れ等の品質低下を防ぐための排水対策の徹底を呼びかけました。
渡邉指導員は「収穫まで適切な管理を行っていただき、腐敗、乾燥不足、規格違い、S玉未満・異物混入などのクレーム(事故)防止に向けて全員で取り組み、品質向上に努めましょう」と話しました。