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春カボチャ例年まれにみる豊作 冬至・貯蔵カボチャ出荷が始まります

2021.12.03

 JA壱岐市かぼちゃ部会は11月19日に芦辺町のJA多目的集荷場で「令和3年産春カボチャ販売実績検討会・秋カボチャ出荷協議会」を開催しました。

今後の秋作出荷について説明しました

 春作の実績報告と、冬至・貯蔵品の出荷についてJA農産園芸課の浦川将文指導員が説明しました。

 春カボチャは生産者87名が面積約15㌶で栽培、品種は「くり将軍」「プリメラクイーン」「えびす」の3品種でした。10㌃あたりの反収は約1.5t(前年比135%)、販売金額は約20万円となりました。今年は天候に恵まれ近年まれにみる豊作となりました。3L(5玉)中心の大玉傾向となったことが収量増につながっています。

 販売では、例年6月に国産に切り替わりますが7月末まで輸入品が出回ったこともあり、例年より安価での取引となりました。

 秋カボチャは26名が347㌃で栽培しています。栽培品種は春作と同じです。秋作はお盆前からの長雨の影響で、圃場準備や播種・定植ができず全体的に作付が遅れました。その後は心配していた台風被害もほとんどなく、順調に生育しましたが、玉肥大期に雨が少なかったため、小玉傾向です。

 冬至カボチャの販売では、市場と連携した計画的な出荷を行い、有利販売を行います。貯蔵カボチャについては、全農と連携した契約販売で安定した販売を計画しています。

 浦川指導員は「玉肥大期の降雨がなかったことから、小玉傾向ではあるが、市場・全農と連携し、有利販売に繋げていく」と今後の集出荷について語りました。